節分の日に恵方巻を丸かじりした後は豆まき!
そんなご家庭も多いでしょう。
「鬼は外、福は内」と厄や災難を祓い、多くの福が舞い込むように願いながら豆をまきますよね。
しかし、家に犬を飼っていたら、その豆を大喜びで食べまくってた。なんてことはよくある話です。
節分って大好き。いっぱいおやつ食べれるから。
でも、その豆は犬が食べても大丈夫なのでしょうか。
エッ・・・・!
少し気になったので調べてみました。
もくじ
犬が豆を食べると危険?
節分で撒く豆は、ほとんどの地域が大豆を煎ったものですが、雪国では落花生が使われる地域もあるようです。
大豆は犬にとって美味しいおやつになるのでしょうか?
犬に大豆を与えても基本的には大丈夫です。
豆は良質な植物性のたんぱく質にミネラル分も豊富で、素晴らしい食品です。
その上中性脂肪やコレステロール値を下げる働きもあると言われていますので、健康で元気な体を作るのに大変役立ちます。
最近まるまるしてきたなあ~って犬にはもってこいの食べ物かもしれません。
しかし、犬によっては大豆に対してアレルギー反応を起こしたり、消化不良を起こす場合があります。
生まれつき大豆に対するアレルギーを持っている場合や、大量に摂取したり、長期間接種することによってアレルギーを発症する場合があります
そのため少量の大豆を与えて、体調に変化が無いか注意深く観察する必要があります。
大豆に含まれる栄養素
大豆の代表的な栄養素はたんぱく質で、「畑の肉」なんて呼ばれています。
それは大豆が肉に匹敵す量のたんぱく質を含んでいるからです。
たんぱく質は筋肉や体の組織などを作っている成分で、生きていくうえで不可欠な栄養素になります。
必須アミノ酸をバランスよく含むたんぱく質を、栄養価の高い良質のたんぱく質といいますよね。代表的なものが肉や卵です。
大豆のたんぱく質は、肉や卵に負けないくらいの良質なたんぱく質で、ほかの作物よりもすごく多くのたんぱく質を含んでいます。
その他にもたくさんの栄養素があります
- 骨や歯の形成に必要なカルシウム
- 骨からカルシウムが溶け出すのを防いだり体内のカルシウム量を調整するマグネシウム
- ミネラルに1つで、酸とアルカリの平衡維持や筋肉の働きを調整したり、神経細胞の刺激伝達に働くカリウム
犬に豆を食べさせる時に注意したいこと
栄養素が豊富で、様々なメリットがある大豆ですが、犬に食べさせるときに注意してほしいことがあります。
生の豆に注意
犬に豆を食べさせる際、特に注意してほしいのが生の大豆です。
豆には外敵から身を守る為、反栄養素物質という植物毒があり、豆類のなかでも大豆は含有量が一番多いそうです。
毒素を出すために加熱しても、完全に除去できるわけではない為、食べすぎると体調不良になるようです。
アレルギー症状に注意
大豆アレルギーを生まれながらに持っている先天性大豆アレルギーの犬や、もともとアレルギーが無くても、大量に摂取することにより突然発症する可能性があります。
アレルギー症状には、軽度なものから重篤なものまで様々です。早期に対処することにより重症になるのを防ぐことが出来るので、変化に気づいたら動物病院で診察を受けてください。
- 食べた物をもどす。
- くだす
- 発疹
- 呼吸が荒くなる
- けいれんを起こす
- 意識がなくなる
消化不良に注意
節分の豆まきで使うような煎った大豆は、固く消化されにくい為、大豆の形がそのままの状態で食べさせてしまうと消化不良を起こす可能性があります。
細かく砕いたり、一度煮てやわらかくしてから食べさせると安心ですね。
まとめ
大豆は良質なたんぱく質が豊富で、カルシウム、マグネシウム、カリウムなど、犬が健康的な生活を送るための栄養素が豊富に含まれる、とても優秀なスーパーフードだと言えます。
大豆に対するアレルギー症状を起こさないか十分注意し、少量を正しく食べさせてあげてください。